震災後の心配やトラウマは、睡眠に影響を与えることがよくあります。心配事で頭がいっぱいになると、リラックスできずに眠りにつくのが難しくなってしまいます。ストレスを和らげ、リラックスした状態を作るためのテクニックをご紹介します。
【簡単にできるリラクゼーションテクニック】
- 深呼吸
ゆっくりと深く息を吸い込み、腹部が膨らむようにする。そして、ゆっくりと吐き出す。これを数回繰り返す。 - プログレッシブ・マッスル・リラクセーション
体の各部位を順番に力を入れて緊張させ、その後ゆっくりとリラックスさせる。足先から始めて順番に上へ進めていく。 - ゆっくりストレッチ
就寝前に軽いストレッチをすると、体の緊張がほぐれてリラックスしやすくなる。 - 穏やかな音楽や自然の音
落ち着いた音楽や自然の音を聴くと、心が落ち着く。Youtubeで自然音やオルゴールを検索してみるといいですよ。 - マインドフルネス瞑想
座って呼吸に意識を集中する。他のことを考えたらまた呼吸に意識を戻す。 - 入浴
温かいお風呂に浸かると、体がリラックスして眠気が誘発される。
【睡眠環境を整える】
- 寝室で眠る
睡眠するための空間を大切にしましょう。怖い場合は安心できる場所を新しい寝室にする。
良い寝室の条件は「暗い」「快適な寝具」「狭すぎず広すぎない空間」です。 - ブルーライトを避ける
スマホやテレビなどから離れ、就寝前はリラックスできる環境を作る。 - 規則正しい睡眠スケジュール
不規則な生活は入眠の妨げになります。だいたい⚪︎⚪︎時頃には布団に入ろう、という意識を持つといいでしょう。
【栄養面でのサポート】
災害時は栄養バランスが乱れがちです。良眠に必要な栄養素であるビタミンB、鉄分、タンパク質を摂取するためにもお魚、お肉、野菜を含む食事を心がけましょう。
【専門家に相談する】
個々の状況に合わせた効果的な睡眠改善法やストレス管理法を医療機関に相談すると良いでしょう。医療的サポートを受けることで、質の良い睡眠と心の健康を取り戻せます。
眠れないということは、とても辛いことです。一人で抱え込まないでくださいね。
クリニックでは 懐中電灯付きの笛付き防犯ブザーを配っています。ご入用の方は、取りに来てくださいね。
ついでに2階のカフェスペースでまったりとお寛ぎください。