呼吸器外来

院長自身が遺伝での喘息経験者であるため、苦しさを親身に理解し、丁寧な診察と問診で呼吸器症状を分析、治療を行います。

症状
・咳が続く(長引いている)
・息切れ
・呼吸音(ヒューヒュー、ゼーゼー)
・たん

咳や痰の原因は、急性の肺炎だけではなく、慢性炎症(慢性の肺炎、慢性の気管支炎)、肺の神経が過敏になっている場合、鼻や喉に問題がある場合、アレルギーなど多岐にわたります。場合によっては過去に吸引した物質によって現在呼吸器症状が出現することもあります。対処療法を行うと同時に原因を探り根本的な治療を一緒に考えましょう。

炎症や他多数の原因によって症状が引き起こされることも多いです。呼吸の不快感や、呼吸に伴う睡眠の質低下、日常生活での不便などが発生している際にはお早めに受診にいらしてください。

呼吸器の現場で多く見られる病気について

慢性閉塞性肺疾患(COPD:Chronic Obstructive Pulmonary Disease)(以下、COPDという)
たばこの煙などの有害物質を長期に吸込むことで肺に炎症が起きて、呼吸が苦しくなる病気です。厚生労働省の発表(https://www.smartlife.mhlw.go.jp/event/disease/copd/)では、COPDによる死亡数は17,836人もおり、日本国内での死因順位では男性で8位(2019年は9位)。

タバコをやめて20年経った後でも、風邪でもないのに咳が出る、たんが出るといった症状が徐々に現れてきて、今までは息切れを感じなかった動作でも息切れを感じるようになります。これらの症状を加齢のせいにして発見が遅れる方も多くいらっしゃいます。

気管支喘息
空気の通り道である気管支に炎炎症が継続して起こることで、さまざまな小さな刺激でも気道が過敏になってしまう病気です。
軌道は過敏になって反応すると、腫れ上がったり、粘液を出したりすることで、空気の通りが悪くなり体に酸素が入らなくなり、大変苦しい発作が起きます。

軽いうちは、発作が起きない苦しくない状態がありますが、重症化するにつれて、発作の苦しさが激しくなったり、軽い発作が日常的に継続して起きるようになり、重症化すると会話をすることすら苦しくなり、横になると苦しくなるため夜中中座った状態でしか居られなくなり、最悪の場合は死に至ることすらあります。重症になる前に、治療を受けることをお勧めします。