ゾレア®皮下注射治療(花粉症の治療)

ゾレア®は辛い花粉症を治療する注射薬です。

花粉症の治療について

花粉症はアレルギー反応の一種です。花粉を異物と判断した免疫細胞がIgEという抗体を作り出し、そのIgEが肥満細胞の表面にある受容体に結合すると発症します。肥満細胞に結合したIgE抗体が、その後花粉の侵入を感知すると、ヒスタミンなどの化学物質を出し、この結果、くしゃみや鼻水などが症状として表れます。
花粉症には様々な治療法がありましたが、それでも重い症状に苦しまれている方はたくさんいらっしゃいます。

ゾレア®とは?

ゾレア®は花粉症の原因であるIgEに対する抗体を人工的に作ったお薬で治療効果が高いです。
ゾレア®は2009年に気管支喘息、2017年に慢性蕁麻疹の治療として、日本で承認された注射薬で、2020年よりスギ花粉症への適用も承認されました。
くしゃみや鼻水、目の痒みなどの症状でお悩みの場合には一度、花粉症を疑ってみましょう。
投与量によっては高額医療費の補助(払い戻し)の対象になります。

治療のスケジュール

1回目の受診:花粉症の診断
症状と血液検査を行い、まずは花粉症のお薬を処方し1週間程度様子を見ます。

2回目の受診:治療効果の確認
投薬でも花粉症の症状を抑えきることができないことが確認できた場合、ゾレアの投薬が開始できます。

3回目以降の受診:ゾレア投与量の決定
ゾレアの投与量と自己負担額を決定します。その後、ぞレア投与が開始します。

ゾレア投与のスケジュール
スギ花粉のシーズン中、2週間〜4週間に1度投与を行います。

医療費詳細につきましては、患者様の年収や症状の度合いにより異なりますのでまずは受診してご相談ください。