【学会参加報告】最新の栄養学からアンチエイジング、腸活、がん治療を学ぶ

2022年9月18日、19日に行われた「国際栄養医学シンポジウム」へ参加してきました。

最新の栄養学をはじめ、アンチエイジング、がんに対する治療、最新の腸活から幹細胞上清などの再生医療まで網羅的に勉強し、日々の診療に役立てる知識をアップグレードできる時間となりました!
人生100年時代を迎え、どのように健康寿命を伸ばすべきか?という問いの1つの解答例として「老化制御」、「若化」という新しい概念を学びました。健康寿命対策は40代を目安に早くに始めるほど良いものであることは確かですが、80代から始めても効果を示します。これは当クリニックでも導入している、老化防止効果のあるNMN(ニコチンアミド モノヌクレオチド)の研究結果から明らかとなりました。「年だから」と言って諦めていた「疲れやすい」「やる気が出ない」といった漠然とした症状や不調の改善にNMNは貢献します。
また、高濃度ビタミンC点滴、CBDオイルなど当クリニックでの取り組みが、がんや痛み、辛い症状に有効である事をデータを元に確信し、当院での取り組みをさらに積極的に行うことで、皆様の健康を守り、未来を守ることができるのだと、再認識いたしました。

栄養学的観点からは、みなさんが栄養部不足と思っていなくても、足りない栄養素(鉄、亜鉛、マグネシウム、ビタミンDなど、B6など)があること、一般的な採血の基準値で異常なしと言われても、国際栄養学的な血液データの読み解き方でみた場合には体の不調の原因が栄養素の不足により引き起こされており、適切に治療すると、メンタル、フィジカルともに体調が改善することを学びました!
病気を見つけるための採血と、より健康になるための採血では見るべき項目が変わってきます。

学会を通して、老化は病気であり治療できる時代が来た、と肌で感じることができたとともに、七尾市を日本一健康寿命が長い地域にすることも不可能ではないと感じました。

写真は、左から柳澤厚生先生(国際オーソモレキュラー学会会長)、私(ねがみ みらいクリニック院長 根上昌子)、矢澤一良先生(早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 規範化学総合研究所 ヘルスフード化学部門 部門長)、そしてとても素敵な井手口直子先生(帝京平成大学 薬学部教授)と一緒に撮影させていただいた写真です。